パン美味しいね!

パン屋、パティシエの旦那さんとのノルマンディー田舎暮らしを、ちょくちょく書いてます。

タークス&ケイコスへ行くまでの話 その6

その次の日また朝7時出発のバスに乗り、ホテルから空港へ向かった。
フライトは同じく朝10時45分発だからだ。混雑している空港なので早めは肝心。


チェックインを済ませて搭乗口に到着!迷うことなくクリアーーー!!
だってこの2日間で大きなマイアミの空港利用に手慣れていました。今日で3日目ですからね!ふん!
そんなはずじゃなかったけど 笑


フライトスケジュールのテレビモニターを確認すると、私たちは顔を見合わせ今日は大丈夫だと笑顔になった。モニターにはオンタイム!と書かれていたから、さすがに今日こそ行かなければ!


搭乗時間に近づくと乗客たちもソワソワ・・昨日行けなかった見たことあるお馴染みの顔もちらほら。
何人かの人たちはカウンターの係の者になにやら話をして尋ねている様子だ。


それもそのはず。昨日キャンセルのせいでオーバーブッキング! (ピンチ!)
しまいにはこの朝の次の便があって、夕方6時半のに変えてくれる人があれば、なんと・・・・


1人につき1000ドル差し上げますとのアナウンス。
えっ!!!
1000ドル?待てよ・・・パン屋の彼と私と二人合わせれば・・・2000ドル?!


なんやそれ私たちは顔を見合わせて笑った
だってこんな話きいたことないし日本円にすれば20万円ぐらいの値段。


どうやら、そんなに深刻なオーバーブッキングらしい・・・いやぁーこれはすごいな・・・
こんなん初めてやわと1人言をつぶやいてしまった。笑


ちょっと金に目がくらみ、私は真剣に考えて、どうする?こうする?と彼に相談してみた。
が、彼は笑ったまま、私の肩にトントンと手をたたき(君、話になりませんよ・・・みたいな顔して)


僕たちは2日間も十分すぎるくらい待ったしフライトチケットもあるんだから行くしかない。
また待つのは疲れるしたぶん現金をほい!とくれる訳は絶対にないから絶対に今行くしかない!
そんないい話ないと思いまっせ!ということで優しく説得。


そうだけど・・・と金に目がまだくらんでいたが
よく考え彼の言う通りだなと思い無事飛行機に乗り予定時刻で出発!
(ちなみに今回利用の航空会社はアメリカンエアライン!さすがクレイジー!笑)


順調に進みタークス&ケイコスのプロビデンシヤレスまでは、わずか1時間15分のフライト。


が、だんだんと島に近づき町も見えてきた頃に、すごく飛行機が揺れ始めた。
ストームの影響で島は強い風がまだ残っておりましたーーーー!!


そして、ついに着陸する寸前、もう空港がすぐそこなんですよ!
地面に着くか着かないかの寸前、ものすごい強い揺れにさらされバランスが取れず・・・
着陸に失敗!!!!


いろんな事が次々と襲いかかってくるなぁ。。。
そして再び飛行機は上昇。


怖かったからいつの間にか彼も私も手を握り合って窓の外を見てましたね。汗かきました。冷や汗・・・


え?てかどうしよ?上に上がっちゃいましたよ!!と彼に言ったら、僕もわからんと一言。


乗客全員が不安そうな顔をしていたと思う。しばらくすると機長からのアナウンス。


今のはご覧のとおり、強い風で着陸できなかったため、もう1回ぐるっとまわってから着陸に再度挑戦すします。と・・・


乗客もみんなお喋りしながらガヤガヤなってきて、私の横の席に座ってたおばさんは、ダメだったらバハマに行って降りればいいわよー!と勝手にプランを計画。笑 あなたが機長ではない。


しばらくするとまた空港が見えてきた。
雲の上では安定してるが、どんどん降下していくとまたガタガタと機内が揺れ始めた。


空港に再び近づいてきた、飛行機は風でふらふらしてる、地面が見えてきた、ほらもうすぐもうすぐ、
あと少し、でもめっちゃ揺れてる、お互い手を握り汗をかく、ちょっと失敗して死ぬかもしれん!と心で思う、そしてガターン、バババババーン


大きな音と振動を共に着陸成功!!!!普通の飛行機の着陸よりすごい3倍もスリリング!


そして、盛大な拍手で歓喜に満ちた!
口笛!ヒュイヒュイ!笑
ほとんど観光客なのでアメリカ人ばかりで、私たちもアメリカ人のように大きく笑い拍手を機長に送ったのだった。頑張ったねー!みんな乗客は冷や冷やもんでしたがね!


こうしてやっとの思いでここまでやってきた。


やっと着きましたよ!タークス&ケイコス島、プロビデンシヤレスへ!



次の話は島での生活について語ります。


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