パン美味しいね!

パン屋、パティシエの旦那さんとのノルマンディー田舎暮らしを、ちょくちょく書いてます。

タークス&ケイコスに行くまでの話 その4

さて次の日もまた早起きをして朝7時のホテルから空港行きのシャトルに乗りました。
昨日の夜は疲れで夕食を近くのショッピングセンター内のフードコートで済ませた後、就寝。
疲れも少しとれ、いざ空港へ再び出陣!


バスの中には私たちの他にも6名ほど乗客が乗ってました。
私は窓から見るまだうす暗い夜明けのマイアミの町をずっと眺めていました。
知らない土地に来たらそうなるもんですねー。家とかお店とか見たくなっちゃうから。
その時間にローカルの子供たちはすでに学校の登校時間となっているのに驚き!
制服姿の学生たちがすでに学校に集まっていました。朝早いのに素晴らしい!


彼も元気そうに今日こそはタークスへ行くぞ!という意気込みとワクワクのせいか楽しそうに鼻歌を歌ってました。曲はライオンキングの有名なCan you feel the love tonight。あの偉大なエルトンさん!
知ってる方も多いと思いますが、再度ユーチューブでチェックしてみて下さい。笑
久ぶりに聞くとすごいいいです。
シャトルバスの中でドライバーがやや大きめの音量でラジオを流していて、気づけば私もその他の乗客も歌っていましたね。アメリカらしい気にしないところが自由でいい!日本ではこんな光景はまずない。


さて空港へ着きチェックインをまた済ませ、セキュリティーチェックを終えて搭乗口までたどり着いた。
それにしても朝7時半だというのにものすごい人で混雑してる空港は忙しいですなー。


搭乗時間まで3時間半ほどゆっくり椅子で過ごす(無料Wi-Fi30だけ。短すぎるよおおお)


待ちくたびれてきた頃に、さぁいざ飛行機の中へ!
よし、今日はいけそうやん!
座席をみつけ着席完了!
シートベルトも締めた!
入国の紙も配られた!
彼はそうそう書き始める!(そう。彼は自分が時間に遅れたり、何かに間に合わないのが嫌いなので何でもやるのが早い。なかなか日本人的マナーと常識があるのが彼なのだ。ぱっとみれば外国人、フランス人だけど何処か丁寧なところもあり親切なのが彼のいいところ。少しせっかちさんだが)


そろそろ全員乗客も席についた様子。みなさんさすがにバカンスのワクワク感に溢れてますねー。


が、しかし飛行機は動かない。全然ピクリともせず止まったまま。
窓の外を眺めたり通路のほうに顔を出してキャビンアテンダントを少し探してみたりする人が、どんどん増えてきて、ソワソワ状態。それもそのはず。50分ほど機内にいたからだ。


まだかなぁー大丈夫やんな?と彼に聞くと、待ってれば大丈夫と冷静な一言。


しばらくすると、各自荷物を持って機内から出て下さいとアナウンス・・・・
えっ!?ええええ?あかん、いかん、そんなまた、あれですか。


こんな不安な声を心に募らせながら、言われた通りに機内の荷物を出して、また搭乗口の元の椅子に戻った私たち。としばらくしてまたアナウンスが流れた。


飛行機はキャンセルです。


がぁぁーーーん!!!!ショック!


それからまた昨日起こった事の繰り返し。
プレブッキングの長ーーい列に並び予約→荷物を取り→ホテルへ向かう。
もう、ふぬけしたのも同然な私たち。ただボーっとしてる暇はないのでさっさと列へ並ばなくては・・・
フライトキャンセルの事情は飛行機内の設備がなんちゃらかんちゃらで・・・
ストームの影響で着陸がどうのこうの・・・


マイアミに2日間もこんなことで時間を取られてホテル代をまた払い宿泊。空港との行き来の2日間


その日の夜は昨日とは同じホテルではなかったが道路を挟んだ向かい側の少し大きなホテルでした。
ちなみに、ホテル行きのバスは少し待ったがまた来なかったので、近くの空港職員にホテルに電話してもらい、3時半出発が次のバスと告げられたので、1時間半ほど時間をつぶしてました。はぁ・・・


着いたら彼はプールで泳ぎたいというので、リラックスしながら一緒に水浸かりました。
まわりには3人しかいなかったからほぼ貸し切りやん!ラッキー笑


プールから戻ると夕方6時にもなりお腹がすいてきたので、気を取り直して夕食を食べに外に出ました。


5へ続く

タークス&ケイコスに行くまでの話 その3

急遽フライトがキャンセルになり、マイアミで一泊することになった私たち・・・
長いフライトと予期せぬことが起こり、疲れも出てきてました。


ホテル行きの無料シャトルバス乗り場に到着し自分たちのホテル行きバスを待っていました。
空港周辺はいくつもありホテル名が書いたバスが来るので、自分で見つけて手を挙げて止まってもらうシステム。
っといっても、外もけっこう暑くてなかなかしんどかったです。


そして、またハプニング発生


バスが来ない。
全然待っても来ない。
近くの空港職員に聞いたら、だいたい30分に1本は来てるはずとのこと。
え?ってことはもうなんだかんだ2時間近く待ってるから、4本も見逃してる計算・・・


そんなはずないやろぉー!!!とイライラと疲れもマックス。
彼も悲しそうな顔になってきて、2人で暑い中抱き合い、なんでこないんだろうね・・・と話す。
私たちの他にも同じホテル行きを待ってる人がなんと2人いて、彼らはタクシーで移動すると言って去って行ったので私たちも重たい荷物をひきずりながら、タクシーを捕まえてホテルの行先をドライバーに告げました。やっとホテルに行ける!やったぁー!!!


マイアミはアメリカなので車社会。市民全員が車で移動してると言っても嘘ではないので、渋滞に巻き込まれながらホテルに着くまでには30分以上かかりました。
少し空港から離れていたから仕方ないが、何よりすごかったのは車内での30分間!!!


ドライバーはやたらハイテンションで喋り続ける!


何をそんなに初対面の私たちに話すことがあるのか、このアメリカ人のドライバーよ・・・・笑


やれ私達はなんでここに来た
どこに行く
お互い付き合ってどれぐらい
結婚する予定はあるのか
さらに彼に対しては私を待たせすぎるな
結婚を嫌がって恐れてはダメだ
待たせると、カゴに閉じ込めた小鳥がドアのすきを見て飛んで行ってしまうのと同じ
ドライバー歴20年だ
みたいな最高にフレンドリーなドライバ-お前の国ではそう見つからないだろう
いろんお客を乗せてきたので世界各国のこんにちはが言える
などなど・・・・


はぁ。今思い出しただけでも少し疲れたがそう悪いおじさんじゃなかったので思い出になったと思えいいであろう。彼の名は確か・・・ラルフだったかな?ちなみに料金は40ドル(おしゃべり料金込み)笑


ホテルへ着きチェックインをした際にシャトルが来なかったと少し怒って言うと、シャトルは毎時間ごとに来るはずだと言われて取り合ってくれなかったが、ご不便をかけましたと言って誤ってくれキングサイズのベッドルームの部屋の鍵をくれた。
まぁなんとか来たし疲れてたので部屋へ行きベッドにばたんと横たわった私たちでありました。


4へ続く

タークス&ケイコスへ行くまでの話 その2

いやぁー今日も熱いのなんのすごい汗かきました!笑
前回の続き書きますねー!


パリ郊外で住んでいたアパートの引っ越しを終え、彼の実家ノルマンディーへ私たちは帰りました。
出発までは13日あったので、おいしいソーセージやワインやチーズ、親戚のバースデーパーティー
そして彼のママの60歳記念ディナーやらと、忙しくあっという間に日にちが過ぎていきました。
けっこう酒飲んだなぁ。楽しかったし、みんな優しいし食べ物美味しいし最高やぁ!!
フランスの田舎ではみなさんけっこうお飲みになりますので、ついつい。笑


さて、パリ、シャルル・ド・ゴール空港からは午前11時の出発。マイアミまでひとまず9時間ほど。
そしてマイアミ経由でプロビデンシヤレスまでは、飛行機で1時間15分程度でめちゃくちゃアメリカに近いんです。
あ!説明忘れてました!
タークス&ケイコス島というのはタークスと諸島とケイコス諸島で、40もの石炭岩で出来た島だそうです。そしてイギリスの海外領土なんです。
人が住んでるのは8つの島だけで、首都はコックバーンタウンというグランドタークという島にあります。そう、でも私たちはその首都にいませんねん。なんでかって、プロビデンシヤレスというたくさんのローカル住民や観光客が集まるリゾート地の島が、タークス&ケイコスの中でもメインだからです。


方向はマイアミを出発→バハマとキューバの間を通過→到着というながれ。
タークスから下にはハイチ島やドミニカ共和国があり。そしてジャマイカも近いです。
あぁーなるほど・・・
って少しおわかりになりましたか?笑 わからない方は地図を見てチェックお願いします。



パリを出発して飛行機は順調に進み機内での私たちは酒を飲む本を読む、映画を見る食べる酒を飲むなどしてあっという間のマイアミまで9時間フライトが終わった。
けっこう酒好きな我々は飛行機はもはや、バーみたいなもんだ。笑 やや狭いバー。


着いたやいなや乗り継ぎ口までの長い列と税関の質問指紋採取などアメリカならではの厳重なセキュリティーを通り抜けやっと乗り継ぎのゲートに到着。


さぁてと!次のタークスプロビデンシヤレス行きのフライトを確認しよーっと!
そして私たちは固まって、凍った。


だってそれはキャンセルになっていたのだ。


キャンセル・・・ってなんでやねん!とつっこんだ。
全然わからへん。だって乗り継ぎ場で全部荷物まで預けて、飛行機のチケットも見せて、オッケーオッケー言ってたやん!アメリカ人の空港職員たちよ!
(私はもともと関西で生まれ育ったので、ちょっと予期せぬことが起こるとやはり関西弁がでる。
このブログでも関西弁でるんでほんまよろしゅうお願いします。笑)


とにかくびっくりして驚いた私たちは近くの受付センターに乗り込んだ。笑


どないなってんねん、ウチらどうしたらええねん、詳しいこと教えてやぁあああ!
と若いカウンターのアルバイトの学生らしい兄ちゃんに聞いた(もちろん英語)
そしたら別のカウンターでまた次のフライトなどのプレブッキングができますと、おどおどしながら答えてくれたので、私たちはスタスタと教えてもらった場所に足を進めました。


もう着く前からハプニング発生だ。


彼も心配そうな顔をしていたがお互い必死・・・でなぜか疲れた半笑い。


カウンターに着くと女の係員が目に入りすぐ彼女の方へ向かいました。
事情を説明しながら、なぜキャンセルかと聞くと、ストームが島に来ており上陸できないのでキャンセルになりました、と言われ・・・


そうか・・・ウチら何も天候など気にしてへんかったなぁー。そういうことか!笑


滅多にストームなど来ないし雨のシーズンでもないので常夏!太陽!晴れだと思い描いてここまできた私たち。天気の確認はまるでなし!笑   まぁ少しタイミングと運が悪かったのだろう。
ちょっとびっくりしたが仕方ないので、航空各社手配の空港近くのホテルで一泊。
払ってくれるんですか?と聞いたら、自腹です!とはっきり言われたので、彼がけっこう必死に講義したけど、冷たい彼女はただ仕事をするだけでどうすることもできませんでした。少し安く泊まれるだけ。


明日の朝10時45分の飛行機を予約しチケットをもらい、さっき預けた荷物を取りに行き、ホテルの無料シャトルがあるというので、そこまで行きました。


3へ続く・・・